美容整形はよく考えてから

以前は美容整形というと、顔に余程の火傷や傷を負って見るに堪えない場合や、美貌に左右されるような女優やモデルといった特殊な職業の人に限られるケースが多かったものです。ところが近年はプチ整形と言って、若い女性はまるで化粧をする如くに簡単に美容整形をします。ファッション誌でも一種のブームになっているようです。韓国では、一般社会において男性までもが当たり前に整形をする時代で、日本もそこまでいかないまでもそんなに抵抗感なく美容整形を受けます。

ルックスが重視されることもあり、容姿によっていじめられ、誹謗中傷されて辛い気持ちから脱出できるのであれば、それも一つの手段です。特に独身の女性で、美貌で意中の男性と結婚できるという意識があれば、美容整形に踏み切ろうとするのも当然です。一重瞼を糸留めで二重にするような短時間の手術なら、成功確率もかなり高いのでそう心配はありません。鼻を高くしたり、顎を削って形を整えるなど骨格も触らなくてはならない施術は難易度が高く、術後腫れが引かない、骨が変形したといったこともあり得ます。

実際、整形前と後では全く人生が変わって、それこそ俗に言うバラ色の人生を送った人もある反面、表情筋の動きが悪く能面顔になった人もあります。欠点が逆にその人のチャームポイントだったりすることもあるので、美容整形はよくよく慎重に決めることをお薦めします。それでもどうしてもやりたい時には、数ある病院・医院の中から、評判も良く、しっかりと説明義務を果たし、明瞭価格を設定しているところを選ぶのが賢明です。